独立時代

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zoom RSS 表参道にて

<<   作成日時 : 2014/10/05 00:04   >>

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日曜日は雨が降る、もしくは台風が来る可能性もあることから今日は洗濯を優先に行い、午後は仕事で図書館に行った。図書館で本を調べたり、熟読していると思わず床に座り込んだりしていて、図書館司書の方から「あの女」呼ばわりされているかもしれないとは思った。最近いろんな情報がインターネットで検索できるようになったものの、インターネットでは捕まらない情報は山ほどあるし、そのことをもっと多くの人は知るべきであるし、私はフィールドワークのように現場で情報を掴む労力を惜しむ映像制作者は根本的に信用できない。

そしてもちろん情報は図書館だけにあるのではなく街中にいろいろ存在する。図書館の後でビリケンギャラリーで開催されているマンガ家の島田虎之介さんの個展に行く予定だったのだが、その前にお気に入りのショコラティエモンロワール表参道店が創業祭で20%オフになるというハガキを持っていたので、個展の差し入れに持っていこうとしたのだが、ハガキをよくみたら20%オフになるのは明日からであった。そこで気分を変えようとしたつもりはなかったのだけれど、同じチョコレートでもスイスのリンツに寄り、チョコレートのソフトクリームが高かったけれど物は試しとばかりに食べてみたのだが、正直私には少々甘すぎた。

ギャラリーに行く途中アメリカ風の素朴なアップルパイで知られるグラニースミスがあったので、チョコレートソフトクリームは失敗したかと思ったのだが、とりあえず目的地に向かう。

通常知り合いの映画の上映会などは褒めるのを前提に行くようなことがあるので、結構気が重かったりするのだが、島田虎之介さんの場合は山本美希さんや「ドミトリーともきんす」を久々に発表した高野文子さんと並んでマンガ表現の可能性をとことん突き詰めているアーティストなので、今回SFを題材に書き下ろした作品はどれも楽しめた。

島田さんとSFというと意外な感じもしたのだが、処女作「ラストワルツ」はカート・ヴォネガットの影響が見られ、SF的要素もあったし、福音館書店のフレドリック・ブラウンの「闘技場」のイラストを手がけてもいた。SFというのは現実の寓意的要素もあって「ラストワルツ」の登場人物の一人であるチェルノブイリの聖人アレクサンダー・ボグダーンの姿を描いたものは福島の原発を想起させもしたし、そうかと思うと大友克洋の「童夢」を島田さんのキャラで解釈していたりもするし、「ソラリス」の世界を再構築していたりもして様々に楽しめた。

またIKKI最終号に2話掲載され、今年単行本の発売される「九月十月」の原画も展示されていて、これは島田さんの新境地、マンガ表現の新しい可能性を予感させもするので非常に楽しみである。

ギャラリーの帰りに結局グラニー・スミスに寄り、ダッチアップルパイとオーソドックスなアップルパイを買ってみた。どうも私はかつて伊勢丹にあったバビントンティールームのアップルパイ以外はどうもアップルパイが好きではなくて、とりあえずオーソドックスなアップルパイを食べてみたのだが、グラニースミスのパイはアメリカならではのオーソドックスな練りパイを体験できたものの、私自身とアップルパイはどうも相性がよくない。ただ食べてみないことには味の本質も見極めることはできないし、ダッチアップルパイは開拓期のペンシルバニアダッチと呼ばれた人たちが作ったオーソドックスなスタイルの味だったし、他のパイもアメリカの素朴な味を体験できた。

浅はかな知識で知ったふりをして上から目線になるのではなく、何事も地道なフィールドワークを元に本質を捉えようとするのが自分のスタイルなのだと表参道を行き交い、あちこちさまよいながら思ったのだった。

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