古本屋にて

部屋を徹底的にきれいにしようとしている。

壊れてはいるが修理すれば使えるThink Padは部品つきなのにPCデポで100円でしか引き取ってくれなかったけど、PCの引き取りは有料なのでゴミ処理と思えば許せる範囲のこと。壊れたダイナブックの方もいずれ同じ処分に出すが、こちらは液晶が乱れている以外はまだ使えるのでデータを全部取り出す作業をしてからにする。

衣替えもだいたい済ませた。

今日はカラーリングと古本屋に行く。

マンガはマメに売っていたが、書籍は調布にある円居(まるい)に売ることに決めている。店主がちゃんと本の内容がわかっていて買ってくれるから、ここだったらどんな安い価格でも私の売る本を大事に扱ってくれそうだから良いと思っている。同じマンガでも永島慎二やとりみきのマンガはここで売るし、映画のパンフレットなども買ってもらえた。

査定の間、私は店内を眺めていたら坂崎乙郎の本を2冊見つけた。「イメージの狩人」と「エゴン・シーレ」で、特に後者は見過ごす訳にはいかなかった。






エゴン・シーレ―二重の自画像
岩波書店
坂崎 乙郎

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私が大学に入学した時には坂崎先生は亡くなられていたが、私は15歳の時に観たエゴン・シーレの自画像に魅かれ、その後17歳でウィーンに行った時にブリューゲルの「バベルの塔」とフェルメールの「絵画芸術の寓意」に出会い、これらは坂崎先生が言及している絵画ばかり。無意識のうちに坂崎先生の霊に導かれて美術史を専攻したような気がする。

私が持ち込んだ古本はBOOK・OFFでは信じられないほど店主が高く査定して下さって、むしろ店主に「本当にこれを売ってしまうのですか」と確認された。また欲しくなったら円居で買い戻せば良いと思っているから私は安心している。そして買取が済んだ後で直ぐに坂崎先生の本を買ったので店主は400円も値引きしてくれた。こういう古本屋がいつまでも残っていることを願いたい。

普段は全く意識しないのに人間は潜在的に本当に欲しいと思うものには敏感になる。多分今日買った本は私が死ぬまでずっと書棚にあるはずだ。

また人はおそらく10代の時に影響を受けたものから一生逃れられないのではないかと思う。それが絵画にしろ映画にしろ文学にしろ、限りなくDNAに近い感覚で私の内部に残っている。

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